コラム
不登校の子どもがゲームばかりで心配な親御さんへ。オンラインフリースクールで「学ぶ力」が戻った話
2026.03.12
「また今日も一日中ゲームだった」
そう思いながら、夜に子どもの部屋の前を通った経験はないだろうか。
学校には行けない。でも、元気がないわけじゃない。ゲームだけは、キラキラした目でやっている。そのギャップが、親としてはどこか切なくて、不安で、たまに腹立たしくもなる。
でも、少し立ち止まって聞いてほしい。
そのゲームへの集中力、実はとてつもない可能性を持っている。
不登校の子がゲームに没頭するのは「逃げ」じゃない
文部科学省の調査によれば、不登校の児童・生徒数は年々増加し続けており、2023年度には過去最多を更新した。この数字が示すのは、「学校に馴染めない子が増えた」のではなく、「今の学校の形に合わない子どもの数が増えた」ということだ。
不登校の子がゲームに向かうのには、理由がある。
学校という「逃げ場のない場所」で傷ついた子どもにとって、ゲームの世界は数少ない「安心できる居場所」だ。自分のペースで進める。失敗しても何度でもやり直せる。仲間と連携して目標を達成できる。
ゲームが得意な子は、集中力・問題解決力・戦略的思考を持っている。 その力を「ダメなもの」として封じ込めるのは、子どもの可能性を否定することと同じだ。
不登校とゲーム依存、よくある誤解
「ゲームをやめれば学校に行けるようになる」と考える親御さんは多い。
でも、順番が逆だ。
学校で居場所を失った子どもが、ゲームの中に居場所を見つけているケースがほとんどで、ゲームを取り上げても根本的な解決にはならない。むしろ、唯一の拠り所まで失って、状況が悪化することもある。
大切なのは、ゲームを「悪」として排除するのではなく、ゲームと学びを自然につなぐ環境をつくることだ。
オンラインフリースクールの1日
奈良県生駒市を拠点に活動するとびらの向こうでは、不登校・引きこもりの子どもたちを対象にしたオンラインフリースクールを運営している。
カリキュラムはシンプルで、無理はない。
午前:eboardで1教科、約1時間30分
デジタル学習教材「eboard」を使い、1日1教科だけに集中する。
「全科目やらなければ」というプレッシャーをゼロにした。今日は算数だけ。それだけでいい。小さな前進が毎回積み重なり、「やればできる」という感覚を少しずつ取り戻していく。
eboardは動画解説×問題演習の形式で、自分のペースで止めて・繰り返して学べる。学校のスピードについていけなかった子どもでも、つまずいた場所から丁寧に学び直せる。
午後:好きなゲームで自由に過ごす
マインクラフトでワールドを設計する。フォートナイトで戦略を立てる。これは「頑張ったご褒美」ではない。
午後のゲームは、思考力と自己表現の時間として設計されている。
なぜ週3回なのか?「脳疲労」という視点
「毎日やらないと意味がないのでは?」と思う親御さんがいる。
それは、学校の価値観で考えているからだ。
不登校になるほど心身が疲弊した子どもは、脳が慢性的な疲労状態にある。詰め込んでも吸収できない。むしろ燃え尽きて、次の一歩が踏み出せなくなる。
認知神経科学の研究でも、学習後に十分な休息を取ることで記憶の定着率が上がることが示されている。週3回という設計は「少ない」のではなく、「続けられる回数」を科学的に考えた結果だ。
毎日フルでやって2週間で辞めるより、週3回で半年続ける方が、子どもの自己肯定感にとってはるかに意味がある。
マイクラとフォートナイトが「学びの道具」になる理由
マインクラフトで育つ力
マインクラフトは現在、世界100カ国以上の教育機関で学習ツールとして採用されている。ワールドを自由に設計する作業は、空間認識・論理的思考・計画立案を自然に鍛える。
建物を建てるには計算が必要だ。農場をつくるには段取りが必要だ。学校では退屈していた子が、マイクラでは何時間も集中して「設計図」を考えている姿は珍しくない。
フォートナイトで育つ力
フォートナイトの戦略的プレイは、瞬時の判断力・チームワーク・リスク管理を使う。どのルートで移動するか、いつ戦いに出るか、仲間とどう連携するか。これはビジネスで言えばマネジメントの思考と同じだ。
さらにフォートナイトには「クリエイティブモード」「UEFN」という開発ツールがあり、ゲームの中でゲームを作れる。コードを書く入り口として、プログラミング教育の文脈でも注目されている。
「ゲームが好き」は、デジタル時代の最大の強みになりうる。
こんな子に向いています
学校には行けないけれど、家ではゲームを楽しめている
勉強が嫌いなのではなく、学校の環境が合わなかった
毎日決まったスケジュールは難しいが、週数回ならできそう
マイクラやフォートナイトが好き
自分のペースで学びを取り戻したい
とびらの向こうは、すべての子どもを「学校に戻す」ことを目的にしていない。
その子なりの「次の一歩」を見つける場所だ。
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「合うかどうかわからない」で構わない。「本当にうちの子が続けられるか不安」でも構わない。
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