合同会社とびらの向こう
コラム

「ゲームは悪」と決めつける前に。子どもが叫ぶ「死ね!」の正体と、私たちが向き合うべき「本当の問題」

2026.03.10

eyecatch
日常に潜む「ゲームの悩み」

「ロブロックスでトラブルがあったらしい」
「フォートナイトは言葉が荒くなる」
そんなニュースや噂を耳にするたび、胸がざわつく保護者の方は多いはずです。

リビングから聞こえてくる「死ね!」「殺せ!」という物騒な叫び声。
「うちの子、大丈夫かしら?」「ゲームの悪影響じゃないかしら?」
そう不安になるのは、あなたが子どもを大切に思っている証拠です。

でも、少しだけ立ち止まって考えてみませんか。
本当に、悪いのは「ゲーム」だけなのでしょうか?

「外遊び」なら安心という幻想

私たちは、子どもが外でサッカーや野球をしていると安心します。
でも、実はそこに落とし穴があります。

見えない外遊び: 公園での言葉遣い、友達への態度。私たちはすべてを把握しているでしょうか?

見えるゲーム: 部屋でプレイしているからこそ、今まで聞こえなかった「荒い言葉」が可視化(可聴化)されているだけかもしれません。

外遊びもゲームも、子どもにとっては「社会」との接点です。
問題なのはゲームの内容そのものよりも、「その場で何が起きているか、親が関心を持っているか」の違いではないでしょうか。

「言葉」は社会からのお下がり

子どもたちが使う荒い言葉。
それは決してゲームの中から湧き出てきたものではありません。
家族、テレビ、学校の友達、そしてSNS。
子どもたちは社会のあらゆる場所から言葉を吸収し、試しに使ってみているのです。

私の家庭では、オンラインで仕事をしている分、子どものゲーム中の姿がよく見えます。
当然、「死ね」「殺せ」という言葉が飛び交うこともあります。
しかし、我が家ではそれが「日常の風景」として定着することはありません。

なぜなら、その瞬間に「それはダメだよ」と注意が入るからです。

「ゲームは悪」という思考停止が生むもの

「ゲーム=悪影響」と切り捨ててしまうのは簡単です。
しかし、その影に隠れているのは、私たち大人の「無関心」かもしれません。

なぜその言葉を使ったのか?

今、画面の向こうで何が起きているのか?

子どもはどんな感情をぶつけているのか?


言葉遣いや態度の乱れは、ゲームの責任というよりも、出発点は「自分たちの声が届いていない」という寂しさや、正しい導きがない不安から起こっていることが多いのです。

オンラインフリースクールが考える「ゲームの可能性」

オンラインフリースクールでは、ゲームを単なる遊びではなく、「コミュニケーションの訓練場」と捉えています。

ゲームの世界は、失敗が許され、何度でもやり直せる場所です。
そこで荒い言葉を使ってしまったとき、大人が適切に介入し、「今の言い方は相手を傷つけるよ」「もっといい伝え方があるよ」と教えることができれば、それは最高の学びの場に変わります。

大切なのは、ゲームを遠ざけることではなく、子どもの言葉に耳を傾けること。
「何を話しているんだろう?」という小さな関心が、子どもの心を社会とつなぎ止める命綱になります。

今日からできる、一番の解決策

家庭でのゲームの悩み。その答えは、案外シンプルです。
「ゲームをやめさせる」ことよりも先に、「今、どんな気持ちでプレイしているの?」と隣で声をかけてみること。

出発点は、私たちの無関心を捨てることから始まります。
子どもたちの言葉は、私たちへのサイン。
そのサインを拾い上げることこそが、オンライン時代の「新しい子育て」の第一歩ではないでしょうか。

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