合同会社とびらの向こう
コラム

「ゲームを取り上げない」のその先へ。今日から親ができる3つの具体的アクション

2026.03.14

eyecatch

不登校の子を持つ親御さん向けの記事で、よく「見守りましょう」「否定しないでおきましょう」という言葉を目にします。でも、親が本当に知りたいのは「見守るって、具体的に何を見ればいいの?」ということではないでしょうか。

ただ放置するのではなく、ゲームを「親子の架け橋」に変えるための、明日からできる3つの具体的な行動リストをまとめました。

「プレイ時間」ではなく「役割」をメモする

「今日も10時間やっている」という時間の記録は、親の不安を増幅させるだけです。視点を変えて、お子さんがゲームの中で「どんな役割(ポジション)にいるか」を1週間だけ観察してみてください。

具体的なチェックポイント

  • リーダー型: チームをまとめて指示を出している?(マネジメント能力)

  • 職人型: 黙々と建築やアイテム集めをしている?(集中力・持続力)

  • ムードメーカー型: ボイスチャットで仲間を笑わせている?(コミュニケーション能力)

  • 分析型: 攻略法を調べたり、効率的なルートを計算している?(論理的思考)

なぜこれが必要か? ゲームの中で発揮している力は、その子の「強み」そのものです。「うちの子はダメだ」という思い込みを、「この子はオンラインでならリーダーシップを発揮できるんだ」という具体的な事実に置き換えるためです。

「教えてもらう」というポジションを取る

「何をやっているの?」という質問は、子どもには「監視」に聞こえます。
これを「教えを請う」に変えてみてください。

具体的なアクション

  • 「そのキャラ、見た目がかっこいいね。どうやって手に入れるの?」

  • 「最近そのゲームが流行っているって聞いたんだけど、何が一番面白いの?」

  • (マインクラフトなら)「このすごい建物、どうやって作ったの?」


ポイント: 子どもを「不登校の生徒」としてではなく、「その道のプロ(先生)」として扱うことです。自分の得意分野を解説することは、低下した自己肯定感を回復させる最も手軽で強力なリハビリになります。

ゲームの「周辺知識」にエサを撒く


ゲームそのものを否定せず、ゲームから派生する「リアルなスキル」にそっと触れさせる仕掛けを作ります。

具体的な「エサ」の例

  • タイピング: 「チャットがもっと速くなると有利じゃない?」と、ゲーミングキーボードをプレゼントしてみる。

  • デザイン: 「その建築、写真に撮ってSNSに上げたら人気出そうじゃない?」と、画像編集アプリを勧めてみる。

  • 論理思考: 「もっと効率よく進めるために、自動化の仕組み(コマンドやレッドストーン)を調べてみない?」と、攻略本ではなく「解説動画」や「プログラミング要素」へ誘導する。

「勉強しなさい」ではなく、「ゲームをもっと楽しむために、これが必要じゃない?」というスタンスです。

ゲームは「社会」とつながる窓になる

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